昭和レトロシリーズ第9弾 限定解除後はじめて手にしたナナハン
この昭和レトロシリーズでは前回、事前審査3回、本試験6回目でようやく限定解除を果たしたところまでを回想しました。
その後は当然のようにナナハン(排気量750CCのバイク)を手に入れます。
ですが、選んだバイクは今までの路線とは一線を画すものでした。
前々回の東京オリンピックイヤーに生誕したやもめパパは【懐かしの昭和】が大好きでした。
まだパソコンもスマホもなかったけれど、すべてが緩くて自由で熱かった時代ー昭和。
【昭和61年】遊び編
限定解除後はじめて手にしたナナハンは全くの別ジャンル
限定解除後は当然のようにナナハンを物色し始めます。
これまでの流れからいけば、仲間の所有していたCB750Fのようなロードスポーツ路線へいくはずですが、ボクが限定解除を果たしたのちに初めて手にしたナナハンは、全くの別ジャンルとなりました。
なぜなら、ある日心に響いてやまないカタログのキャッチコピーに出会い、目が釘付けになったからです。
もう37年前のカタログが未だに保管してありました、これです ↓↓
初めてカタログキャッチコピーに心躍った瞬間
カタログの表紙をめくると、「男は贅沢な生きものである。」の見出しではじまるキャッチコピーが記されていました。
初めてカタログのキャッチコピーに心が躍り購買に走った瞬間でした。
もう次はコレしかないと。
ボクは当時のバイクカタログを40年も経過した今でも後生大事にかなりの数持っていますが、キャッチコピーにメーカーが力を入れ始めたのはこのバイクが初めてじゃないでしょうか、そのくらい当時としては斬新だったと思います。
そしてそれは、バイクに乗り始めた頃から、いつかはハーレー(ハーレーダビッドソン)というボクの内なる思いを呼び戻した瞬間でした。
当時としては、一番ハーレーのスタイリングに似ていたバイクだったと思います。
納車の帰りに交差点で大転倒
このバイクには苦い思い出があります。
バイク屋さんから納車を告げられ、取りに行った日の納車の帰りでのことです。
一通りの手続きを済ませ、新車のイントルーダーに跨りバイク屋さんから自宅までの走り慣れた道をいつものように走り、交差点に入りました。
右に車体を軽く倒し、アクセルを開けたその時です。
後輪が空転したと思ったらそのまま大転倒してしまったのです。
「ガッシャーン」
何故?という驚きと恥ずかしさとで直ぐにバイクを起こし路肩に寄せました。
プラスチックの一部は破損し、ピカピカのエンジンにはこすり傷をつけてしまいました。
走行わずか1キロ足らずでバイクを傷ものにしてしまいました。
そんなに車体を深く倒し込んだわけじゃなく、アクセルだって大きく開けたわけじゃないんですが転倒してしまいました。
これがナナハンのパワーかと考えたら背筋がちょっと寒くなったことを覚えています。(つづく)